HOMENC Studio
NC Studio 送り速度の最適化最適化
送り速度の最適化
送り速度を編集して、1刃あたりの切削量を一定にし、切削負荷を一定に保ちます。
切削負荷の一定化
工具の1刃あたりの切削体積を一定にするように送り速度を変化させ、工具の負荷を一定に保ちます。これによって、加工時間を短縮し、工具を長寿命化できます。
スライドバーなどを使った直感的な操作で、加工時の負荷計算をデータベースに反映し、最適化(負荷一定化)NCを作成
アップカット・ダウンカット・全面当たりの判別
工具のどの個所で加工しているかによって、送り速度を変更することができます。
走査線往復加工(アップカットとダウンカットが交互に繰り返す加工)における、アップカット・ダウンカットでの送り変更
送り速度の最適化
1)中仕上げの残り代の評価
仕上げ加工の加工面をきれいに仕上げるには、前工程の残り代を均一に残しておかないといけません。NC Studioで切削負荷を計算することで、中仕上げの残り代が均一かどうかを調べることができます。また、中仕上げのパスを必要以上に細かくしすぎて、加工機の性能を損ねていないかの判断にも使用できます。
仕上げパスの最適化後の表示例。上が元NC(仕上げパス)、下左は前工程の残り代が均一である場合、下右は前工程の残り代にムラがある場合
2)入れ子金型の、入れ子部分の送り速度変更
入れ子を少しでも削るパスと、全く触れないパスとで、送り速度を変更することが可能です。
左はCAD/CAM の表示(ピンク色が入れ子部分)、右は最適化後のNC 表示
(黄色部分と緑色部分で送り速度が異なる)